|
アニメやゲームのオタク文化を構成するメディアとネット
エロアニメの登場以前から、マニアは日本では「オタク オタ」要素として20世紀から存在したが、国内におけるNiftyやPC-VANなどパソコン通信の普及によるパソ通での画像アップロードによって、さらに90年代にはインターネットの急速な普及により、その愛好者を増やしていく。当時、海外では、日本のエロアニメや二次創作主体の画像を、総括してhentai(変態)と呼ばれていた。このhentaiという単語は、現在ではより幅広く、エッチな画像やエロゲー、同人誌、ゲームと対象が広がっている。hentai anime, hentai doujinshi などは、cool japan より以前から存在する、海外で一般的な言葉である。そして、エロアニメは更に広がっていく。まず、日本の美少女ゲームの画像が海外で圧倒的な人気を得たことで、海外のオタクは更に貪欲に日本の情報を求めるようになった。国内のエロゲーグラフィックをまとめたアーカイブが、お宝のような扱いを受けて海外へ流出した例などもあり、壁紙として利用されていたなど、類挙に暇が無い。そこに、日本の一次生産企業も目を付けた。つまり、美少女アニメなどをDVD化し国内で販売すると共に、「北米版」として無修正など海外の規制に合わせて、国外へ販売を始めたのである。それらのエロムービーは、ネット配信という形で日本に還流されるケースも、最近では見られる。日本語のネットでも、無料サンプル・エロフラッシュなどの形でそれらを見ることが出来るだろう。コスプレ格闘ゲームが広く知られるように、いまや、エロ 二次元は世界で認知されているのである。オタクの指向としては、実写のAVよりもむしろ、アニメキャラに萌える2次元萌えが主流である。アニメや漫画は一種の記号化された女性像であり、そこに虚構の恋愛や女性像を見ることはある種のフェチ 動画と言ってもいいだろう。多彩かつ多様な対象を備える2次元の創作は、フェチの向かう方向としては極めて自然である。
なぜ、日本のエロアニメが海外で人気となったのだろうか?その理由を得ることは難しくない。本来、海外でも成人向けのエロチックなポルノ雑誌として、cartoon, comic が存在した。が、それらはアメコミに代表されるように、日本語のニュアンスで言うところのセクシーで、リアルな画風を基調にしたものだった。それらはそれで人気があったのだろうが、そこに突如現れた、日本のデフォルメされた女の子の顔・巨乳というには大きすぎるオッパイの描写など、CGの描き方は衝撃だったのだろう。kawaii という単語で表現されるように、海外でも「萌え」が理解されたのである。また、元々マンガに対しても商業価値と文化性を尊重してきた日本の同人誌クリエイターの表現力は高く、様々な表現方法が現れている。それだけの多様性は、日本においても同人誌ファンの多様化(マニア化)を生むほどであり、フィギュアの人気キャラクターの限定発売や、アニメソング(アニソン)までもが一大マーケットを築いている。海外でのエロアニメ嗜好にもあくなき欲求を持たせることになった今、ネットで動画を配信することは全く難しくなくなった。これまで以上に、全世界で動画が視聴されている現状にあっては、声優アニメファンがいっそう増えることとなるだろう。エロスをパワーにした二次元表現は、知的な想像力によって楽しむ事を再認識させた。商業価値も高まる一方である。これからも多彩な表現が試行錯誤されていくことだろう。リンクを活用して、それらを楽しんで欲しい。
|





